演劇集団ブレーメンパレード第5回公演
★2013年8月9〜11日★
MAKE凸CHO−JIN
★日時★
  9日(金) 19:00
 10日(土) 14:00 19:00
 11日(日) 13:00 17:00
★☆演劇集団ブレーメンパレード☆★
観劇を身近に…ご来場お待ちしておりますひらめき

☆○o第7秘密基地にてo○☆

ご予約・ご質問は、お気軽にお問い合わせください
次項有 Twitter

2020年05月25日

髪の毛切ったよー

どーも、こんちには。


BPのネコ担当のオバです。


先日散髪に行きましてスッキリしました。



もうそろそろ仕事が始まりそうですからね。




いい加減にしてほしいよね。



第二波がくるかもしれないしれないって言ってるけどさ、





んじゃ、二波がこないまで自粛すんの?って話。




そんなに心配ならさ、山奥に行けばいいんじゃない??




今回の経済打撃は凄まじい事になっている。




確かに、命より大切なものはないから自粛しよってさ、



日本の死亡率みたらさ、
職失って、亡くなった人の方が多いんじゃない?



今後も増えるよ。





政府からの支援策??






いつ届くのお金??





中小企業で申請して1か月たってもまだ振り込みないんだってさ。






これみてさ、炎上しようが何しようがどっちでもいいから、本音言ったらさ






まじで、日本の政府無能な!





アベノマスクがまだ届いてない地域あるんだって!




もう普通にマスク売ってるぜ??





日本はよくやってるって意見はわからんでもないよ。





おせーんだよ。





あと、マスコミな。






偏った報道しすぎな。






視聴率とれてウハウハだろうね。






文句言ったらとめどないから、ここまでにしたとして、




今回で学んだ事、強く思った事。





もう、個人の時代なんだよ。




自分の身は自分で守れってね。





年金とかもうないよ!笑






国に頼るのじゃなくて、利用する。




今後の政策も利用するだけ利用する。




税金払ってんだよ。





その上で、自分の身は自分で守る。





だからこそお金の事を勉強した方がいいし、




税金についても勉強した方がいい。







もはや国のために働くとかないよ。






これからもどんどんと世界情勢は変わっていくだろうね。




お金の価値もガシガシ下がるだろうね。






だからこそ、個人で出来る事を今一度考えて行動していきたい。






とりあえず今後選挙に行く事はほぼないだろうな。





〜BP劇場@〜(全4話)

『正義の見方』




20XX年



世の中に突如現れた、異形の形をした人型生物





『グロブロス』







どこからともなく現れては、街を破壊し、





人々を恐怖のどん底に落とし込む恐ろしいモンスター。






それと同時に、そのモンスターと戦い、人々を救う存在も現れた。



その名も



『BPホワイトXX(ダブルエックス)』




白い装甲に身を包み、悪と戦う正義のヒーロー





今、まさに正義と悪の戦いが、繰り広げられているのである。







東京都渋谷




賑やかな日常が一変し、悲鳴と恐怖に包まれている。



キャー!!キャー!!


逃げろーー!!


助けてー!!





グロブロス『ぐはははは!!愚かな人間どもよ。自然破壊を繰り返し、生態系へも破壊するその所業よ。
まさに愚かなり!
ワシが地球に変わり、人間を滅ぼしてやろうぞー!!』
posted by 演劇集団ブレーメンパレード at 18:43| 東京 ☀| Comment(0) | ワイワイ広場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

最終決戦編

☆BP名作劇場☆

ペコとケロの恋物語 
第4話:最終決戦編(全4話)



村で一緒だった仲間も、





同国の者も、



女も、


子供も、

老人も、

全て、
目の前で、



焼き殺され、





…私の心は………





怒りとか悲しみとか、


そんな感情さえも、





焼き尽くされ……



立っていることさえ出来なかった……






悪魔「国を滅ぼすとはこういう事なのだ。侵略とは、戦争とは、こういう事なのだよ」








……なのに、あなたは…………






ペコ「…………だ………ま……れ………」








悪魔「ん?何か言ったか?」








ペコ「黙れーーーーーーーーー!!!!!!」





ケロ「ダメ、ダメー!!!」


ペコは鞘から剣を引き抜き、悪魔に向かっていった。



ペコ「ぅヴヴああぁぁーー!!!」



ケロ「あなたっーーーーーー!!!!!」



ペコはこの一振りにかけた。

自分でも分かっていた、力は遠く及ばない事を。




悪魔「ハハー!無駄な足掻きをー!!」


悪魔は向かってくる相手に渾身の一撃を喰らわすため、拳に力を一点集中させた。

悪魔「ハハァーーー!!!」








ペコ「うるぁあ″あ″ーー!!!!」





((…奴の攻撃を交わして、一太刀を…))







    ((……頼む……!!))





((…ペロ、僕に力を貸してくれ…!!))


















      <<スパンッ!!>>
















         えっ?












 剣を持った僕の右腕は、







 僕の身体から離れていった…







<<グシャッッッ……!!>>






拳に食い込んだペコの顔はそのまま、

右手を失った身体ごと、




えげつない程吹き飛ばされた。






ケロ「あなたーーーーー!!!!」




魔女「………」


魔女の剣に付いたペコの血は、

地面へ滴り落ちていた。









((……プチンッ︎…))




……私の頭の何かが……










キレた…………。





私はいつの間にか、





魔女をぶん殴っていた。



魔女「ぐはあぁっ、、」




悪魔「いかん!その女を早く殺せー!」



ケロは近くにあった木の枝を魔女の足に突き刺した。

魔女「ギャァアアッ…!!」



ケロはまた木の枝を掴み、魔女にとどめを刺そうした、






悪魔「いいのか!?こいつがどうなっても!」

悪魔はペコを人質に取ったのだ。


ケロ「あなた!!」



悪魔「気絶してるが、まだ生きてる。殺されたくなかったら、その女から離れろ」




ケロ「……」

ケロはゆっくりと魔女から離れた。





悪魔「よし。そのままルビーの靴を脱いで、投げ捨てろ」






ケロは言う通りにそのままゆっくりと足を上げ、











爪先を地面に3度鳴らした。

トンッ、トンッ、トンッ






悪魔「貴様ー!」

悪魔は人質になったペコを殺そうしたが、





そこにペコはいなかった。




悪魔「!?奴はどこに……!?」

魔女「………あそこだ!」


魔女が指差した100m先には、ケロがペコを茂みのとこで寝かせている姿が見えた。


悪魔「これは一体…」


ケロは気絶したペコのもう片方の手を握り、優しく語りかけた。


ケロ「ここなら安全だからね。もう少し、待っていて。全てを終わらせてくるから…」





ケロは堂々たる姿で、悪魔と対峙した。


悪魔「おい、お前。あまりふざけるなよ」






悪魔はとてつもない速さで向かってきた!


ケロは覚悟を決めていた。



((…魔術では、恐らく勝てない……))





((……かといって、力もない……))











トンッ!トンッ!トンッ!


((………ならばっ……!!))





ケロは、

















時を止めた。







正確には、超高速で動いた。

魔術で、
大木を地面から引っこ抜き、動けない悪魔に投げつけた。







時は動き出した。





悪魔「ぐはっ!!」



ケロ「これはー!ペコの分ーー!!」







トンッ!トンッ!トンッ!







時が止まる。





何百本もの木の枝を悪魔に投げつけた。








そして時は動き出す。




悪魔「ぅぎゃああああーーー!!」





ケロ「これは焼き殺された皆んなの分ー!!」






トンッ!トンッ!トンッ!









悪魔「まさか!まさかまさか!アレですか!アレなんですか〜?!」










時が止まる。











ケロ「そう、アレ……」












勿論、時は動き出す。
















ケロ「ロードローラーよ」













悪魔「ぅヴヴああぁぁギャァアアアー!!」






ケロ「これはペロの分よ…」




【悪魔】 死亡





ケロ「残るは…」



魔女「やってみなさい!さぁ!やれるものならね!!」



トンッ、トンッ、トンッ、





時は止まった。






ケロは近くの木の枝握り締め、

魔女のそばへ、



そして、

勢いよく振り上げ、



振り下ろした。




が、




手に力が、


いや、手だけじゃない…


全身が、


溶けるように、、



痛い………!




そして時は動き出す。



ケロ「ぎゃぁああーー!!」


魔女「かかったわね」


ケロ「熱い、、痛い!!痛い!!」








魔女「硫酸よ」



そして、剣で魔女はケロの両足首を切断した。



ケロ「ぅぎゃああー!!ぎゃあぁーー!!!」


魔女「よし……これで、魔術は使えなくなった」


ケロ「ひぃぁあ"あ″ぁーー!ぎゃあぁー!!」


魔女「うるさいわね、私だって足の痛みを我慢してるんだから。
あなたが時を止めた事位、見てたら分かるのよ。
だから、あなたが私の所へ向かってくる導線上に硫酸を気化させて散りばめといたのよ」



ケロ「ひぃ…ひぃ……はぁ…はぁ……」

魔女「ここからどう展開する?」



ケロ「はぁ…はぁ………ひぃ……」

魔女「そうよね、何も出来ないわよね。更にここからあなたをどん底のどん底に突き落として……」


ドスン…ドスン…ドスン…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
       ゴゴゴゴゴゴゴ…………!!

ドドドド…… ドスン…ドスン…!!

   ドドドドド………
ドスン…!    ドドドドド…………

ドドドド…… ドドドドド……………

   ドドドドド…………
ドスン…!! ドドドドド…… バサ…バサ…
  バサ…! ドドドドド……………
ドドドド……… ドドドドドド…………
   ドドドドド…………
バサ…!!       ドドドドドドド…………
      ゴゴゴゴゴゴゴ………
ズドン…!!ズドン…!!
    ズドン………ズドン…ズドン……!!
  ドスン…!!ドスン…!!
         ドスン…ドスン…!!


凄まじい地鳴りが、

押し寄せてきていた。



その地鳴りはだんだんと大きく、



こちらに、近づいてきた。














魔女「やっときた」



ケロ「……はぁ…はぁ、い、いったい何が…」











魔女「魔界の連合軍よ」






なんと、西に住む魔界のありとあらゆる魔物達がこの地にやってきたのだ。




その数、




50,000







マスク・ド・クソサンタにやケルベロス、メドゥーサ、ガーゴイル、キングオブサマーサー、
スカイザー二世、ギョロ目パンマン、
ゴーレム、ゴルゴ十三、サメ夫くん、
リリパットアーミー、ヤマタノオロチなど中心に、


100以上の魔族が集結し、連合軍として現れた。






ケロ「…ハァ…ハァ………そんな………」





魔女「お疲れ様」





マスク・ド・クソサンタ
「許せ、遅くなった。どいつにマスクをバラまけば良い?」




魔女「何を言ってるの?この女を殺し、東のゲロゲロ王国とベコベコ王国を制圧し、我ら魔族の巨大な国家を造るのよ」



マスク・ド・クソサンタ
「相分かった」





ケロ「…おねがい、もう、やめて、、。。。」

魔女「ざまぁないわね」







マスク・ド・クソサンタ
「ものども!!よいか、よく聞け!!これは我ら魔族による侵略戦争だ!!」


魔族達「うおおおおおぉぉーーーー!!」







マスク・ド・クソサンタ
「全員、血祭りだ」



魔族達「うおおおおおぉぉーーーー!!」




ドドドドドドドド︎︎︎
   ドドドドドドドド︎︎︎︎
       ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎






ケロ「。ぉ。。ねが。。。ぃ。。もぅ。。。」



ケロの願いは無残にも地鳴りに掻き消された…



ドドドドドドドド︎︎︎
   ドドドドドドドド︎︎︎︎
ドドドド︎︎︎︎   ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
  ドドドドドドドドドド︎︎︎︎
ドドドドド︎︎︎   ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
  ドドドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
      ドドドドドドドドドド︎︎︎︎
ドドドドドド︎︎︎     ドドドドドド︎︎︎︎





魔女「??……まだ魔族達は集まってきてるの?」

 ドドドド︎︎   ドドドドドドドド︎︎︎
   ドドドドドドドド︎︎︎︎
 ドドドド︎︎︎   ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
ドドドドドド︎︎︎     ドドドドドド︎︎︎︎
 ドドド︎︎︎  ドドドドドドドドドド︎︎︎
ドドドドドドドドドドドド︎︎︎
    ドドドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
ドドドド︎︎︎︎   ドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
 ドドドドドドドドドドドドドド︎︎︎︎
ドドド︎︎︎  ドドドドド︎︎   ドドドド︎︎︎
ドドドドドドドド︎︎︎
   ドドドドドドドド︎︎︎︎
ドドドド︎︎︎︎   ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
ドドドド︎︎︎  ドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎
ドドドドドド︎︎︎     ドドドドドド︎︎︎︎
 ドドド︎︎︎  ドドドドドドドドドド︎︎︎
ドドドドドドドドドドドド︎︎︎
    ドドドドドドドドドド︎︎︎︎︎︎






魔女「違う!!!この音は違う!!我らのではない!!!、、、、、!!!?
なんだ、、、何なのだ!!!我ら魔族を囲む!後ろの!!大軍はーー!!!」












奇跡が起きた。









北に住む天界の連合軍だった。








その数




50万







ケロ「ぁ。。ぁぁ。。。ぁぁ。。。。。。」


ケロから大粒の涙が…。











ゼウス「よく頑張りましたね」


優しくケロの頭に手を置いた。









ケロ「。。。ぁぁ。。。ぁ。。ぁぁ。。。。」



ケロは言葉に出来なかった。









ゼウス「あとは、我々に任せて下さい」












そしてゼウスは天界の連合軍に向かって一言、















ゼウス「敵を殲滅せよ」








天界軍
「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
 「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
 「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」





天界の連合軍は圧倒的に魔界軍を上回る兵数だった。

言うまでもなく、半日で魔界軍を武力で持ってねじ伏せた。








闘いは終結し、






ゼウスは皆の前で、拳を天高く突き上げた。












天界軍の完全勝利である。







天界軍「うおおおおおおおぉぉぉ!!!!」









ケロ「。。やった。。。。勝った。。。。。
。。勝ったのょ。。あなた。。。ペロ。。。」




ケロはペコ抱きしめながら、勝利の涙をした。










魔女「…何故…天界の者が…誰が……クソッ…」


ゼウス「…………」



ゼウスは倒れている魔女のそばへ行き、優しく語りかけた。






ゼウス「あなたですよ」





魔女「………えっ?」





ゼウス「あなた自身が我々に助けを求めてきた」


魔女「そ、そんなわけ、あるわけないだろ!」







ゼウスの言った事は本当だった。


あの時、

悪魔に魂を抜かれる前に、


魔女がペロの元へ伝書鳩を飛ばした日、

実はもう一羽、天界へ飛ばしていたのだ。








ゼウス「あなたはこうなる事を全て分かっていた。だから、我々はこの地へ来たんだ」






魔女「そ、そんな……」

ゼウス「あなたは本当は心の優しいお方なのです」














魔女「………殺せ」




ゼウス「…………」



魔女「……………私を殺せ。」






ゼウス「……あなたはお手紙にもそう書いておられました。それが私を救う唯一の方法だと」






魔女「なら話が早い…さぁ……」











ゼウス「……それで本当にあなたは救われるのですか?」











魔女「ああ………」











ゼウス「…………分かりました。」












魔女は静かに目を閉じた。




















     god bless you.amen.

  神のご加護がありますように。アーメン。















おしまい













ケロは本を閉じた。








オズ「うわあぁー、もう終わりなのー?」




ケロ「ええ、そうよ。今日はこれでおしまい」


オズ「そっかあぁ!でもさぁ、ママのじでん?なんでしょー?ママの足あるじゃん」

ケロ「それはね、本に出てきた【ルビーの靴】の魔法で、ママの身体もパパの手も治すことが出来たの」

オズ「すっごーーい!まだ、そのクツはあるの?」

ケロ「ないわ、壊れちゃったの。きっと魔法を使い過ぎたのね」

オズ「そうなんだぁー。ママは何でこの本書いたの?」

ケロ「ママとパパはね、パパの弟のペロちゃんに、ペロちゃんが愛したあの方に感謝してるの。あの2人がいてくれたから、パパとママは幸せになれた。それにオズにも出会わせてくれた。だから、それをいつか見せてあげたいの。私達は幸せですよーって」

オズ「ふーん、でも遠くに行っちゃったんでしょ?」

ケロ「ええ、遠いところ」

オズ「会いたかったなぁ」



ケロ「パパと3人で会いに行く?」

オズ「会えるの?!」

ケロ「ええ」

オズ「やったー!」

ケロ「じゃあ、いい子にして今日は寝なさい」

オズ「はーい!でもその前におしっこー!」

ケロ「もう、オズったらー」



ケロ「1人で出来るの〜?オズ?」




ケロ「オズ〜?」














『オズー?』














『なに?あなた』















ペロ「なんだ、こんな所にいたのか」




オズ「ええ、ここが好きなの。あなたと初めて出会った場所だから」







ペロ「オズ」


オズ「はい、あなた」









ペロ「愛してます」








オズ「私も。あなたを愛してます」









ー完ー



次回予告

しんごにバトンを渡します。
以下の物語を選んで下さい。
@正義の見方
A1億円当たった男
BTHE・GAME
Cそれ以外の最高傑作
D違う企画
posted by 演劇集団ブレーメンパレード at 17:18| 東京 ☀| Comment(0) | ワイワイ広場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

完結編:後編

☆BP名作劇場☆

ペコとケロの恋物語 
第4話:後編(全4話)



2人は小さな山小屋に身を潜めていた。


外の様子を伺うペコ、

((…ペロ、無茶してなきゃいいけど……))


ペコ「ケロ、大丈夫だからな。もうすぐペロは蛇をやっつけて戻ってくる。そしたら一緒にここを離れるんだ」

ケロ「ええ、私は平気。あなたがいるんだもの。それに気を強く持たなきゃペロちゃんに笑われちゃう」


彼女は小さく震えている自分の身体に言い聞かせているように思えた。

ペコ「……ケロ…」


ペコは彼女の小さく震える不安を和らげるように抱きしめた。


ペコ「大丈夫、大丈夫だよ。あいつはきっと戻ってくる…」






ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ 



ペコ「?!」



((……誰か来る!))





その足音は山小屋近くで止まった…。




………。






バキバキッ! バキッ!  バキバキバキッ!




山小屋は2人を恐怖へと導く様な音を鳴らし、
重力に逆らうように空へ吹き飛ばされた。



2人「……?!!」


大軍に囲まれていた。


魔女「そこまでだ」


ケロ「?!……わたし?私が、もう1人いる…」






魔女「さぁ、皆の者!あの女こそ、皆を恐怖に陥れ、我がゲロゲロ王国を破壊した憎っくき魔女だ!!そして、隣の者はその魔女に魂を売った不届き者だー!!」



兵士達「うおぉぉぉぉぉーー!!!」









カエルA・B「失礼ですが王女様、彼は貴方様の旦那様では?」





魔女「ぁあ?何か言ったか?」










カエルA・B「あの2人を殺せーーー!!」



兵士達「うおぉぉぉぉぉーー!!!」



ケロ「待って下さい!!これは何かの間違いです!!私がケロです!」


ペコ「そうです!騎馬したあの女こそ魔女なのです!!あの女の陰謀なのです!!」






「?!」



ザワ … ザワ……ザワザワ  ザワザワ… 




         「え?そうなのか?」

「どっちだ?」


  「誰をやっつければいいんだ?」



皆はどちらが正しいのか不安になった。








兵士A「皆の者!静まれー!奴らの言う事に惑わされるなー!先程皆は見たではないかー!では何故あの時、死んだ筈の者が生きておるのだ!これこそ妖のなにものでもない!」






ペコ「えっ!?まさか、ペロ?!ペロが……」

ケロ「そんな……」





「そうか」
            「そうか!」

 「確かに」


    「俺達を騙しやがって!!」










カエルA・B「兵士殿、しかしあの者と先程の者は別人だったと……」







兵士A「ぁああ?!」






カエルA・B「あの2人を殺せーーー!!」



兵士達「うぉぉーー!!」



殺せ!  殺せ!  殺せ!   殺せ!
  殺せ! 殺せ!   殺せ!   殺せ!
殺せ!  殺せ! 殺せ!  殺せ!




ケロ「あなた…」
ペコ「……クソ…!」




こ、ろ、せ! こ、ろ、せ! こ、ろ、せ!
 こ!ろ!せ! こ!ろ!せ! こ!ろ!せ!





もうこの勢いを止めれる者は誰一人いなかった。












 【兵士1,000 騎馬兵500 村カエル100】
          ×
       【ペコとケロ】









2人には絶対的なW死Wだけが待っていた。








騎馬した魔女は剣先を天高く突き上げ、






そしてその剣先は、





ゆっくりと、









2人に向けられた。











        魔女「死ね」









兵士達「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
 「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」
  「うおぉぉぉぉぉぉおおおーー!!!」









ペコ「ここまでか…」













ケロ「まだ終わってない!」



ケロは諦めなかった!


ルビーの靴を履いた彼女は爪先を地面に3度鳴らした、



トンッ、トンッ、トンッ、



するとあろう事か、2人に向かってきた兵士達は大きく弧を描く様に吹き飛ばされたのだ。





バシュュューーーーン!!!




兵士達「うわあぁぁー!」




ペコ「ケロ?!君は一体何を?!!」


魔女「これは……?!」

兵士A「あぁ、間違いない。あの靴こそ、唯一俺が恐れていた代物だ」






ケロ「このルビーの靴はね、履いた者に魔法が使える不思議な靴なの」

ペコ「そんな物を何故君が…」

ケロ「この靴は私の王国で代々、悪用されぬように宝物として保管されていて、でも国を出る時にあなたの使いと名乗る方に一緒にこの靴を持って行けと言われたの」

ペコ「使い?僕はそんな者を使いに出してないけど…」

ケロ「だと思うわ。私も後になって考えてみるとおかしいって。でもその方はきっとこうなる事を分かっていた。だから、私に持っていけとあの時言ったんだと思う」






魔女「えぇぇぃ!皆の者、早く立てぃ!女如きに何をやっているのだー!」


ケロ「そうはさせない!あなたの思うようにさせるもんですか!」


トンッ!トンッ!トンッ!


ケロ王女の容姿をしていた筈の魔女は見る見るうちに、元の魔女の姿に変わっていった。


魔女「……?!」


ケロ「!…あなた、、あの時の、、、」



カエルA・B「あっ!王女じゃない!魔女だ!」




         「ホントだ…」


「あいつが魔女だったのか…」


        「よくも騙しやがって!!」




ケロ「さぁ!もうあなたに力を貸す者はいなくなった!あなたは私を助けてくれた恩人、傷つけたくない!武器を捨て降伏するのです!!」





魔女「………」



魔女「フフ…」



魔女「どうせ、お前らみたいなウジ虫、いてもいなくても同じことよ…」


兵士A「だな」


兵士も元の悪魔の姿になり、呪文を唱え出した。






『ポコペンポコペン…ダーレガツツイタ…』



カエルA・B「なんだ?何を言ってるんだ?」







『ポコペンポコペン、ダーレガツツイタ』







兵士達「うっ!」「くるしぃ…!」 「ぅぐ!」







『ポコペンポコペン!ワタシガツツイタ!!』










突然、兵士達の身体から体内出火し、肉体が炎に包まれ始めた。



「うわゎー!」 「ひえぇーー!!」
  「ぐわぁーー!!」
「ぐおぉーー!」    「助けてー!!」
   「あついよぉー!!」




悪魔「……心の奥底には必ず憎しみや憎悪、怒り、罪の意識が存在している。そこにちょっとした刺激を与えてやるんだ。ほんのちょっとな…。その火種はたちまち大炎となり、全てを焼き尽くす…」



余計な感情を取り払われた魔女にその効力は効かず、純粋無垢なペコとケロにも効かなかった。


悪魔「ハーーハッハッハー!燃えろ燃えろー!死の宴じゃーー!!」


ペコ「なんてことを……」
ケロ「酷過ぎる…この靴をもってしても、この炎を止める事が出来ない……」




悪魔「ブハハハァーー!!こいつらは自らの意思のもとで焼いておるのだ!誰にも止める事は出来ない!」





1500余りの火だるまは、


地獄を見ているような、




悍ましい惨劇となった。






血を吐くような叫びは、






やがて灰となった……



(最終決戦編へ続く)
posted by 演劇集団ブレーメンパレード at 16:09| 東京 ☀| Comment(0) | ワイワイ広場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
★演劇集団ブレーメンパレード★

【劇団について】

演劇集団ブレーメンパレード・ブログにお出でくださり、ありがとうございます。
私たち演劇集団ブレーメンパレードは、 童話のブレーメンの音楽隊のように、
4人のメンバー≪岡崎圭祐 ・ 山下直哉 ・ 小畑真吾 ・ 勝宮新司≫を中心に結成された劇団です。

東京都練馬区・板橋区を中心に、たくさんの方が気軽に演劇にふれあえるようにワークショップや舞台稽古を開催し
年間2回の公演を目標に、演劇をたくさんの人達に観てもらいたい
舞台の素晴らしさをもっと普及したい。 演技を通じて世の中を元気する
と、日々前進 しております。

企業様向け映像制作 ・ 芝居アシスタント ・ イベント寸劇制作 など

さまざまな出演現場スタッフお手伝い致します。

お気軽にご連絡ください。

それでは、愉快な行進曲 どうぞごゆっくりお楽しみください★

【これまでの公演】
2012 9 ユニット アインシュタイン≪夜を賭けて≫ Space早稲田
2012 7 第4回公演≪メディシンマン≫ シアターグリーンBASE THEATER
2012 3 presents公演 RizingKite≪0より近く、0より遠く≫ 演劇ライブハウス池袋GEKIBA

2011 9 第3回公演≪ULUЯU≫ 演劇ライブハウス池袋GEKIBA
2011 2 第2回公演≪私ガ辿ルイト〜Tight Rope〜≫ 大山SUBTERRANEAN
2010 8 旗揚げ公演≪【縁】〜ハジマリノバショ〜≫ 大山SUBTERRANEAN


 ★☆*:.。. 演劇集団ブレーメンパレード  【愉快な行進曲】 .。.:*☆★